振袖でのお出かけは慣れないことが多く、ほんの些細なことでも慌ててしまいます。
振袖の立ち居振る舞いやマナーの基本をチェックしておきましょう!
両袖をまとめて左腕にかけ、右手で端を軽く持ち上げます。
たもとや裾を踏んでしまったり、引きずってしまうことのないように
注意しながら足を運びましょう。
膝を曲げる前に、前袖を持ち上げて膝の前に空間の余裕を作ります。
そのまま右手で膝下を抑えながら座ると、裾を乱さずに座ることができます。
正座をしている間は、袖を軽く左右か後ろに流し、両手を軽く膝の上で重ねておきましょう。
背筋を伸ばし、両足を揃えるときれいに座れますよ。
振袖を着ているときは、広めの個室や洋室を選びましょう。
洗濯バサミやクリップを準備しておくと便利です。
たもとを帯締めにしっかりとはさみ込み、振袖→長襦袢→肌着の順に裾をめくり、
両手でしっかりと持ち上げます。
裾を洗濯バサミで帯に留め、終わったら逆の順番で戻しましょう。
手を洗うときも、袖を濡らさないよう帯留めに挟んだり、洗濯バサミを使うと便利です。
化粧室を出る前に裾がめくれたりしていないか、後ろ姿も鏡でチェックを。
卓上のお皿やグラスを取る時は必ず反対の手で袖を押さえ、
引っ掛けたり汚したりしないように気をつけましょう。
手を伸ばしたり上げたりする時はいつも袖口を押さえておくよう意識しておくと
それだけでエレガントな振る舞いができますよ。
成人式では背もたれ付きの椅子が準備されていますが、
後ろの帯結びをつぶさないように浅く腰掛け、背筋を伸ばして座りましょう。
袖は床につかないよう膝の上できれいに重ねて、軽く手を添えて押さえておきましょう。